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第21章 三上夫人・亜希子さんと

頭皮マッサージをしているような感じの
手の動きです。

私「亜季子、どうだ？気持ちいいかい？」

亜「はい、とっても♪」

店員が泡を流します。

タオルで髪の水分を吸い取っていきました。

理髪椅子に戻ってカット用の
大きなケープを巻かれます。

シャキ、シャキ、シャキ。

店員がハサミで横は耳のあたりで
後ろは首が丸見えぐらいのところで
艶やかな美髪を切り落としました。

前髪も眉の上あたりで切ります。

まるで童女ような亜季子さんです。

こんな髪型になっても
似合っていて可愛いです。

亜季子さんが顔を強張らせています。

スイッチON。

笑顔になりました。

店員「ではバリカンいきます」

ジジジジジジジジジジジジ。

額の真ん中から刃を入れ
後ろに移動させます。

そこに1本の道ができました。