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愛のシンフォニー
第5章 ハッピーデート
「ごめん、待った?」

「ううん、あたしも今来たところ」

ついに徳造と美樹のデートの日がやってきた。
デートっぽくするために、別々に家を出て、待ち合わせの時間と場所を決めておいた。

待ち合わせは駅前にある大きなロボットの前にした。
このロボットアニメは異世界からやってきたヒロインと偶然にもロボットに乗り込んで戦う力を手に入れた主人公との恋愛物語を主軸に描かれる異世界ファンタジーが人気で大ブームになったロボットアニメである。

徳造はこのロボットアニメが大好きで、嬉しそうにアニメのことを説明する。そんな徳造が美樹には少年のように可愛く思えてますます好きな気持ちが大きくなっていた。

徳造が思わずロボットの前で主題歌や挿入歌、BGMを演奏すると大勢の観客ができて拍手喝采を浴びた。

美樹も徳造がいない間に録画してあったこのアニメを見ていたので、大体のストーリーとかは分かっていた。

異世界からやってきた女のコとの恋物語か、まるであたしたちのことみたいと思って美樹は切なくなっていた。
このアニメのラストみたいに自分と徳造にも別れの時はやってくるのだろうか、そんなのはイヤだ。

ーやったね。ついにとくちゃんとデート。最高に幸せだよ。いつかとくちゃんとお別れしなくちゃならないなんて考えたくもないよね。あ~あ、できるならとくちゃんとデートしている今日がいつまでも続かないかな。楽しいデートが終わって眠りに落ちても、朝目が覚めると今日が始まるの。何日も何日もそれの繰り返し。そうすれば、ずっと、ずっと、とくちゃんと一緒にいられるのに・・ー

ふたりは遊園地にやってきた。

徳造はまだ両親が生きていた幼い頃に遊園地に連れていってもらったことがある。遊園地にくるのはそれ以来初めてのことだった。

遊園地は子供が親に連れていってもらうところだと思っていたが、こうしてデートでいくところでもあったんだと改めて思う。

徳造はジェットコースターのようなスリリングな乗り物は苦手だと思っていたのだが、美樹は大はしゃぎで宙返りまでするジェットコースターに徳造を連れていった。

幼い頃に徳造が恐がってジェットコースターを嫌がったので父親の機嫌が悪くなったことが思い出される、

しかしそんな心配は杞憂に終わった。

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