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愛のシンフォニー
第9章 黒歴史
ファントムたちは汚いモノでも見るように輪姦されて絶望している叔母を消し去ってしまった。

「これが本当のヤリステか、ハハハ」

「子供ぐらい宿せれば命だけは助かったものの」

顔を見合わせて笑うファントムたちはお互いに姿が薄くなっているのを確認していた。

「ちっ、オレたちのエナジーじゃあここまでが活動の限界か」

「なあに、この世界にはオレたちの糧となる悪意が満ち溢れている。そのうち甦る日もくるさ」

「そうだな。とりあえず生みの親の一番の憎しみの相手はいたぶって消したんだ。満足とするか」

こうしてファントムたちも消え去っていった。

叔母も叔母の夫もファントムも跡形もなく消え去ってしまったのでこの惨劇は誰に知られることもなかった。

もちろん徳造も知ることもなく天涯孤独になって施設に引き取られていった。

自分が性奴隷にされていたことも好きな女のコが買われていたことも徳造にとっては受け入れたくないことだから記憶を消し去った。いや、封印した。

だから徳造にはこの頃の記憶がなかった。
気がついたら施設での生活を送っていたといった感じである。

もちろん世界を消し去ってくれる存在として描いた化物のことも記憶から葬られていた。

その残酷な記憶が甦ってきて徳造は恐怖に震えていた。
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