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第18章 山名弁護士事務所

遼介は、遼太の気持ちがよく分かった。

遼介も、できることなら彩香ちゃんと遼太が

結婚してくれたら、こんな嬉しいことはない。

遼太が、今でも彩香ちゃんを愛しているのは

一目瞭然だったから、他の女性と

結婚してくれるとは考えがたい。

孫の顔を見れるのは、何時の事やら、

一生結婚しないんじゃ無いかと思うくらいだ。

それほど、彩香ちゃんを愛しているのを

ひしひしと感じるから、不憫でならない。

遼太に知られずに、解決したかったのに、

ばれてしまったものは仕方ない。

遼太も連れて行く事にした。

「お前、真くんに変なこと言わないと

約束しなさい。真くんが悪い訳じゃないんだから、

彩香ちゃんの幸せの為に、お前も力になりなさい。

言ってること分かるよな？」