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第6章 生き別れの妹姉だったりして？双子？？

「聞いてた？明日朝イチで、大学に行って

紹介状貰ってきなさい。その紹介状と履歴書

そして、看護師免許書を持って、

桐生総合病院の受付に来なさい。

話は通しておくから、一緒に働きましょう。

よろしく。」手を差し出した。

舞は、あまりの展開の速さに、びっくりしすぎて、

声が出なかった。口をぽかぁ～んと開けて、

まるで、誰か他の人の話を聞いているような感じで

桐生先生の話を聞いていたから、「よろしく。」って

手を差し出してくれたのに、上の空だった。

「舞ちゃん？聖夜さんが、

『一緒に働きましょう。よろしく。』って、

手を差し出してくれてるよ？握手しないと？」

彩香は、舞の手を取り、聖夜と握手させた。

舞は、真っ赤になって桐生先生の手を握った。

聖夜は、この柔らかい手を、

ずっと握っていたいと思っていた。

今度こそ、彼女にする。

彩香ちゃんの時のような失敗はしないぞ！って

心に誓った聖夜だった。

この時既に、舞は聖夜に

恋をしていたのかも知れない？