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毒蜜喰らわば
第4章 祈りの効果


月曜日が待ち遠しい。

それが正直な私の今の気持ち。
彼に・・
楠木茂に会えるからだ。


週に一度、月曜に彼はやって来る。
清掃用具の交換に来る彼と、ほんの5分ほどのやり取りがなぜか心地よくてならない。
恋願神社にお参りに行った翌日に私の前に表れたその男に、
魅かれているのは確かなのだ。

だから、仕事が始まるとオフィスのドアばかり気になって、
手が止まりがちになってしまう。
今か今かと時計とドアを交互に見るような、ほぼ仕事にならないのが
月曜の朝の通例になってしまっているのだ。


「おはようございます。ブライト・クリーンです。交換に参りました」

オフィス内に広がる様々な物音の中を通り抜ける彼の声は、
はっきりと私の耳に届く。
椅子を蹴るようにして立ち上がり、茂のもとへと駆け寄った。

「おはようございます、お願いします」

茂になるべく手間を取らせないよう交換する物はすべてドアの横にそろえて置いておく。
本当は少しでも長くいてほしいとも思うのだが。
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