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毒蜜喰らわば
第5章 偶然は必然の前ぶれ

              *

翌週の月曜日、茂と顔を合わせて早々に金曜日のお礼を口にした。

このあいだはご馳走になりました、いえどういたしまして、と
短いやり取りだったが、それだけで十分。
周りの誰も知るところの無い、2人だけの秘密を共有している。
そう、秘密を持つ、という事の満足感が女の喜びなのだ。

他に余計なことは話さなかった。
食事に行く約束。
それについては何も言わなかった。
彼が電話をくれる、と約束したんだ。
彼からの電話を黙って待っていればいいんだ。
催促したりしたら嫌われてしまうかも。
そう思って、だから何も言わなかった。


「ではまた来週お伺いします。ありがとうございました」

丁寧に頭を下げて茂は、次の取引先へと向かっていった。



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