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甘い時間は2人きりで
第1章 プロローグ

「わたげ見て、夜桜やで。綺麗やなー!ね、茜さん」
「う、うん…」

まだ少し肌寒い中、近くの公園に彼氏の春人と、彼のペットのわたげちゃんと共に散歩に来ていた。
夜で人通りも少ないけど、春人を知ってる人に見られたら…とヒヤヒヤしながら、少し離れて歩いている。

「茜さん、俺…手繋ぎたいんやけど…」
「ダメ!」
「えー…」

春人は女性と居ても、週刊誌やカメラマンに撮られることを恐れていない。
芸能人の自覚とか無いのかな…?

「じゃあ1分だけ。それだけでいいから手繋ぎたい、ダメ?」
「…分かりました。1分だけだから」
「ありがとう」

はー、あの上目遣いでお願いされたら嫌って言えないよ…

ゆっくり差し出した右手に春人の指が絡んでくる。
恋人繋ぎをされるのは初めてで、すごい恥ずかしい…
モジモジしていたら、繋いだ手を上着のポケットに突っ込まれた。

「茜さん、冷え過ぎ」
「ちょっと春人、手…」
「いいやん、あったかいし。歌にこんなシチュエーションあったよね。憧れてたんよな」


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