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甘い時間は2人きりで
第19章 混浴露天風呂

春人は少し驚いた顔をして、優しく撫でてくれた。
「ごめんな。俺やって茜さんの裸晒したいわけちゃうし、外でする趣味も無いよ」
「本当に?」
「ホンマ」
「信じられない」
その言葉に、またシュンとうな垂れた。
「うそ、ごめんね。春人に意地悪されてるから、仕返し…」
「信用してくれてるん?」
「当たり前だよ」
うわ、尻尾が見える!
尻尾を振りながら嬉しそうに抱き付いてきた。
「はー、茜さんとお風呂入れるなんて、夢見たいや…」
春人の胸に密着した耳から、春人の心臓の鼓動が聞こえてくる。
「一緒に旅行する件、俺はまだ諦めてないから。年内に時間出来たら行こうな?」
「年内って、ライブやらアルバム発売やらで、時間無いんでしょ!?」
「いや、作る!午後休みで、次の日午前休みがあったら、予定空けとくから」
いやいや、予定は自分が休むために空けといてよ!

