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甘い時間は2人きりで
第29章 2人きりの旅行

春人は唇をひと舐めすると、私の方に近寄って来た。
「その浴衣、すげえそそられる…俺の見立て通りやったな」
「み、見立てって…」
ジリジリと後退してたら、壁際まで追い込まれた。
「茜さんの清廉さが際立ってるな。でも、その浴衣をめちゃくちゃに乱したくなった…」
欲情した瞳で見つめられ、身体の奥が疼いたが、やはり早い時間からのエッチは勿体ないような気がした…
「ま、待って…」
「また『待て』?俺、コレに関しては待てやんのやけど…」
「せっかく旅館に来たんだから、時間もあるんだし、もうちょっとゆっくりしようよ」
エッチも大切だけど春人のことだから、1回じゃ済まさなそうだし…
「温泉気持ち良かったよ。春人も入ってくれば?疲れも取れると思うよ」
「…そんなに言うんなら、入ってくるわ。でもその前に…」
「えっ!?」
身体を反転させられ、四つん這いのポーズに。
「茜さんの浴衣姿見て、興奮したの鎮めさせてもらってもいい?」

