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堕天使 1st gig.
第34章 信用
リナとの繋がりだけでしか俺はリナとの信頼関係を維持出来ない。俺は馬鹿だからそんなやり方でしかリナの信用を勝ち取れない。

ただリナの膣の奥を俺が突き上げるとリナが

『ああっ…、いい…、イキそうなの。』

とリナが甘えたような声を出し溶けた顔を俺に見せるから俺は

『愛してる。』

と言ってリナが満足するまでリナを突き上げるだけだった。

『アルト…、もっと…、ああぁぁん…♡』

可愛く俺の腕の中で銀の羽根を広げる天使が堕ちるまで俺はただ動き続けていた。

果てた俺をリナが抱きしめるようにしがみついていた。俺はそうやって天使の胸に顔を埋めるようにして眠っていた。

翌朝、俺の天使はすぐに鬼嫁になり

『いつまで寝てんのよ!とにかく仕事じゃないとダラダラするんだから…。なんでハヤトはこんな人を信用してるとか言えるんだか…。』

とベッドでいつまでもゴロゴロとするだらしない俺はリナに夫として信用がないと叩きつけられていた。

『その言い方はあんまりじゃねぇか?』

とほんの少しでも俺が抵抗を見せると

『ベッドのシーツを洗濯したいし、掃除も済ませたいんです。美優はとっくに起きてますから少しは協力して下さい。』

とリナはまだ裸の俺にトランクスと美優に渡して来た。リナに信用されないのはそれはそれで辛いと理解した俺はトランクスを履いてとりあえずTシャツと戦闘服のズボンだけ履き、美優を抱えてから

『父さん、そんなにダメ親父か?』

と美優に聞いてみた。美優は意味がわからないくせにご機嫌で

『あーい!』

と返事をするから俺は凹むしかなかった。リナがクスクスと笑いながら

『どんなにダメ親父でダメ隊長でも私と美優はアルトと一緒に居るから信用してよね。』

と俺の頬にキスしていた。俺はただリナに

『そういうお前を愛してるよ。』

と俺がリナをちゃんと信用していると伝える事が出来る俺になっていた。

俺はダメ隊長、ダメ親父のダメ男だけど、それでもいいと言う嫁と娘を信用して、これ以上はリナの信用を無くさないように努力するだけの俺だった。
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