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【Onlooker】~サラが見たもの~
第3章 イケナイ、男(ひと)?

    ※    ※


 最低な現場からようやく解放されて、帰りの車中――。


 うう……なんか、ムズムズしちゃうよぉ……。


 ベンツの後部座席で、サラは頻りにお尻の辺りを気にした。

 それについては完全に、さっき見たばかりの合体シーンの弊害であろう。ついつい、もし自分がされたら、と想像してしまった故に、その痛みまでリアルに感じ取ろうとしてしまったのか。

 もちろん、サラ自身のお尻は無事(?)であり――一応は付け加えて、処女の方も無事であるとは、念のために。

 それにしても、オンルッカーとして男女を『知ろう』とする程に、いつの間にやらその対象に同調しようとするようになった気がする。これは、もしかすると職業病なのか、と考えてみたり……。


「ふう……ま、いっか」


 ともかく精神的に厳しかった今夜の仕事を終え、サラはほっと胸を撫で下ろすのだった。

 そんなサラの様子をルームミラーで確認し、黒木がなんの脈絡もなく、こう言葉を並べた。


「人妻、作家の卵、保育士にナース――あとは、女社長と処女――か」


 黒木が論ったそれらを不思議に思い、サラは顔を上げた。


「なんですか、それ?」

「ウチに所属している、オンルッカーたちの肩書だ」

「へえ、結構いろんな人が――」


 そう感心しかけるが、サラはハタと気づく。


「って! 私の肩書、処女なの!?」
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