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愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第5章 バツイチの彼

車を降りた後
彼がじっと見つめる中
私は車を発進させた。

ほんの数分前の出来事が
実際に起こったことだとは思えなかった。

頭の中がすごく混乱している。


逢ってイキナリだなんて…。


あの優しそうな彼が
あんなことをしてくるなんて
想像もしていなかった。

けれど、夜中に車の中で男と女が居れば
そういうことになっても文句は言えないだろう。

待ち合わせ場所と
時間を選んだ私が悪かったのだ。

彼は悪くない。

誘っているように見せてしまった私に責任がある。

いろいろと考えを巡らせながら
家に辿り着いたのは午前2時過ぎ。

幼い娘は何も知らずにすやすや眠っていた。


こんなママでごめんね。


娘の寝顔を見た途端
また恐怖が蘇ってきた。


あれは、夢だったのだろうか?

いや、夢じゃない。


夢であって欲しかったけれど
まだ身体に残っている彼の指の感触と
下着に付いたシミとが
現実であることを物語っていた。


やっぱり、逢うべきじゃなかった。

メールだけなら
良き相談相手でいられたのに…。

逢ってしまったからこそ
当然のように次の約束を求められる。

もし次に逢うとしたら
セックスを断ることは出来ないだろう。

けれど、それを私は望んではいない。


それが私の答えだ。



そして……私は
彼からのメールに返信するのをやめた。


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