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愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第9章 京都の彼…再会

『今度なぁ
 夜の仕事
 休める日があるんやけど

 おまえ
 夜ってこっちに
 来れたりするんか?』


そんなメールが来たのは
彼に逢ってから
1ヶ月くらい経った頃のことだった。

彼から誘ってきたとゆうことに驚き
私は暫くの間
携帯の画面を見つめたまま
フリーズしてしまった。

すぐには信じられない。


「それって
 マジな話なん?
 からかってるんちゃうん?」


けれど
彼は本気のようだった。


『おっさんが出張のときやったら
 かまへんのやろ?

 次の出張って
 いつなんや?』


そんなこと突然聞かれても
すぐにはわからない。


とりあえず
出張の日が決まったら知らせる

とゆうことになったけれど…。


問題は娘だった。

昼間なら
預けることは出来ても
夜はちょっと頼みにくい。

「友達と遊ぶから」

とゆう理由だって
夜だと変に思われるかもしれないし…。


最愛の娘が
ネックになるなんて
思いもしなかった。


けれど
…その娘の存在が
私を主人の元に繋ぎとめているのも
揺るぎようのない事実だった。


愛情のない
冷え切った家庭で育つ娘は
まだ4歳になったばかり。


たった1人で
何時間も家に寝かせておく

なんてこと出来るわけがない。


彼に逢いたい気持ちが募る一方で
娘の存在が私にブレーキをかける。


いったい
私はどうすればいいんだろう…?





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