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愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第12章 マリ…2度目の約束

とにかくマリは
淋しがりやで甘えん坊だった。



暇さえあれば
くだらないことでもメールしてくる。



1回しか逢っていないのに
『愛してる』だなんて
よく言えたもんだと思いながらも

私にとって
そんなマリの存在は
退屈な生活に潤いを与えるには十分だった。



たまにマリの言葉に
酔ってしまいそうになるときは

京都の彼の
『あまり好きにならないようにしてる』
という言葉を思い出して
自分に喝を入れる。



マリに遊ばれている女を
演じていればいい。



適当なメールを返して
気分良く過ごせればそれでいいと
そのときは思っていた。




ところが
マリに逢ってから数週間後。



逢いたいとゆうメールを見て
私は動揺してしまった。



マリに逢ってしまったら…

あの甘い声で囁かれたら…



ブレーキがきかなくなってしまうと思ったから。






逢ってはいけないと思いながらも
度重なる誘いに
断る理由もなくなってしまった私は

…とうとうマリと
逢う約束をしてしまったのだった。



俺の気持ちを証明するから!



マリはどうやって
証明しようとしてるんだろう?







待ち合わせをしたのは
前回の交差点からは
少し離れた
地下鉄への階段の入り口。



周りを見回して
マリがまだ来ていないことを確かめてから
私はタバコに火をつけて待つことにした。



マリは何て
口説いてくるんだろう…。



そんなことを考えながら
タバコの火を
ちょうど消したそのとき

マリに似た人が
こちらに歩いてくるのが見えた。



背格好は似ているけれど
サングラスのせいで
本人かどうかはわからない。



鼓動が高鳴り
私は…

そっと目を伏せた。






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