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溶かされてみる?
第9章 それぞれの愛のカタチ

「そんなに腰を揺らしてどうしたのですか。」
無意識に揺れるあたしの腰を、遠哉さんは優しく撫でながらあたしに囁く。

「し…らないッ…あっ…」
「そうですか」
遠哉さんは撫でる手を止め、あたしの先端を口で遊ぶのをやめた。

「ふ…ぇっ…?…」
あたしの身体は遠哉さんによって与えられていた刺激を止められ、貪欲に疼く。

「知らないのでしょう? でしたらからかうのはここまでです。」

そ、んな…
中途半端に愛撫をやめられたあたしの身体は、遠哉さんを求めて波打つ。

「さあ、部屋にもど「やだ…ッ…」
あたしはベットから去ろうとする遠哉さんのシャツを掴む。

「このままじゃ…や…」
これはもうあたしじゃ無い。
あたしという名の欲だ。

頭ではやめなきゃいけないと思っていても、身体の疼きがあたしを侵略して、求めてしまう。

「どうしてほしい…恋」
あたしの欲に満たされた虚ろな目を見つめて、遠哉さんは投げかける。

「遠哉さん…あ…たしを満たして…」
もう止められない。

「あなたという人は…」
遠哉さんは少し怒った口調で、シャツをつかんでいたあたしの手をどける。

「きなさい。」
ベットに戻り腰をかけた遠哉さんは、あたしに手を差し出し誘う。

「遠…哉さんっ…!」
あたしは遠哉さんの手を取り、そのまま抱きついた。
「んぅ…ッ…はぁっ…」
「私以外見えなくなるようにしてあげます。」
遠哉さんはあたしに熱に溺れた男の瞳を向け、あたしの服をキスをしながら脱がす。

「ひっ…あぁあ…」
1つ1つの遠哉さんの行動にあたしの身体は反応し、あたしの口からは淫らな声が漏れる。

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