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溶かされてみる?
第16章 刺激的なクリスマス

「もーこんな寒いとこに来ちゃって!」
遊具から出たあたしたちを見つけた皐君が、あたしにマフラーをかける。

「こーちゃん…それ」
皐君はさっきあたしがあげたニット帽をかぶっていた。
「まぁ俺がつけたらなんでも似合っちゃうんだけどね〜」
「んなこと言いながらお前つけるときちょっと照れてたじゃねーか」
「埋めるよ、律」
「まあまあ…俺もこの腹巻あったかいぞ?」
お腹を指差しながら茶目っ気たっぷりに彰さんがいう。

「私もちょうど新しい眼鏡ケースが欲しかったですから」
遠哉さんが眼鏡をクイッとあげながら恥ずかしげに言う。

「まあ、このライターで火つけたほうがタバコも美味いかもな」
暁翔さんがあたしのあげたライターを手に持ちながら、たばこをふかす。
「カッコつけちゃって〜、はぁ俺もこの手袋が愛おしい」
黎泱先輩が手袋をつけた手であたしにピースする。

「みんな…」
ほんっと…優しすぎるんだから。

「あたし…みんなのこと大好き」
「ずーーーっと!大好き!」
こんなみんながあたしは大好きだ。
友達以上で家族以上で…

…ほんとに、それだけ…??

ふっとよぎったそんな疑問。

それだけ…なはずなのに…
あたしなんでこんなに胸がもどかしいの…??

「んじゃ、風邪引く前に帰んぞー」
律先輩の言葉でみんな帰りの道へと歩き出す。
「恋ちゃん?」
「…あ、ごめんれおくん。ぼーっとしてて」
あたしの顔を覗きながら心配した顔をする黎泱先輩。

何考えてるんだろあたし。
さっきのよぎった疑問を頭の中でかき消してあたしもみんなの後を続いた。
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