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溶かされてみる?
第20章 デートという名の争奪戦?
目の前が真っ白になって、
突き抜けるような快感が体に巡った。
「おっと…」
立っていられなくなって、膝がカクンと傾いたところを
彰さんは優しく抱きとめてくれた。
「感じすぎだ…恋」
「んぅ…ッ」
イッた直後のせいか、
耳元で囁く彰さんのその声にも感じてしまう。
現実と快楽の最中であたしは彷徨っていた。
「そんな、物欲しげな顔をするな」
自嘲気味に笑いながら、彰さんはあたしの頭を撫でる。
あたし…こんな公共の場で、
なんて醜態を…!!!
だんだん意識が鮮明になって来たあたしは
今になって自分の行動に反省し、
「と、と、トトトイレにいってきます!!」
「おい!…恋!!」
彰さんから逃げるようにして、トイレに走っていった。