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溶かされてみる?
第6章 嫉妬
一体なんの話があるのやら…

キーンコーン…キーンコーン…

放課後を知らせるチャイムがなり
あたしのところに予定通り薫子達が現れて、
「場所を移しましょう」と言われ、あたし達は教室を出た。
薫子達についていくと、そこは今は誰も使っていない空き教室の前に着いた。

「ねえ、話って??」
そうあたしは前にいる薫子にたずねると

「いらっしゃい心愛さん?」
と空き教室からあたしの名前を呼ぶ声が聞こえた。

誰…??

そう思っていると
「入んな!!!」
と取り巻き達に押されあたしは空き教室に入れられた。

ピシャンッ!

ドアを閉められ、薫子達は去っていった。

「ナイト達との朝のご登校は楽しかった〜?」
挑発してくるような言い方。

そう声のする方を見ると
机の上に座り、足を組みながらあたしの方を見ている
明らかに先輩の女の人の姿があった。
と、そこには取り巻きも。

こりゃファンクラブかなんかだな絶対。
あー、昨日に引き続き最悪だよ……

そう思いつつも、さっきから見下すような口調に腹が立っていたあたしは
「何の用ですか?」
と目の前に女の人に言った。

すると机から降りてあたしの方に歩いてくると
グイッッ
「った!!!!」
髪をおもむろに引っ張られたあたしはバランスを崩しその場に倒れた。

痛った!!

「これなにかなあ〜??」
髪を引っ張られながら苦しむあたしの前に出されたスマホに写っていたのは、朝のあたしと先輩達との登校中の写真だった。

「な!」
なんであたし達の写真?!
そう前に取り巻きの中の1人があたしの頰を叩いた。

「った!」
「調子に乗ってんじゃねえぞおい。」

鉄の味がする…
どうやら叩かれた反動で口の中を切ったらしい。

「黎泱にちょっかい出してるって話は聞いてたんだけど、まさかここまでとはね〜」
目の前の女の人はあたしの顎を指先であげながら、嫉妬に満ちた顔で言った。

プッチン…
あたしの中で何かが切れた。

「…げ…に…しろよ…」

「は?」

「いい加減にしろっつってんだよ!」
あたしはきっと目の前にいる女の子達に向かって言った。

「うっわ、ビッチちゃんは怒るとすっごいブサイクなんだあ」
と誰かが言った気がしたが
あたしはもう気にする余裕もなかった。
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