この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたの背中
第2章 2年前の6月


「 デート。ハルちゃん彼氏いないでしょ?」

「 いないですけど…… 」

「 じゃあ、断る理由はないよね? 」


少し首を傾げ、目を細めながら微笑む店長。
店長は私の事をよく知っている。バイトを始めた頃から質問攻めされ続けた結果だ。


「 ……… はい。」


渋々ながらも、店長からのドライブデートのお誘いを受けた。
デート、なんていうから店長にとって私は恋愛対象なのかな?なんて考えてしまう。

ハンバーグを頬張りながら、チラリと店長を見ると目があってしまい慌てて視線をそらす。
視界の隅で微笑む表情が見えて、少しだけ照れ臭くなってしまった。


「 ハルちゃんは、分かりやすいね 」


ふっ、と笑みをこぼしながら店長がそう言う。


「 店長が私の事を知り過ぎてるんです 」

「 そうかな?」

「 そうですよ 」

「 従業員の事はよく知りたいからね 」


従業員 …


そう、私と店長はただの雇主と従業員の関係。それ以上でもなければそれ以下でもない。少しだけ胸がチクリとした。

/38ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ