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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第13章 真夜中の逢瀬
「三年ある…」

高槻は呟くと水を口に含んで自分の喉を潤した。

「………」

「──……晶…三年したら俺と一緒に二人で帰ろう…」


「……んでっ…」

「………」

「なんで今さらっ…」


「……あき…──」


1年待った──

1年泣き通しだった──

1年経って忘れることを選んだ


あの淋しさは高槻にはわからない──


別れて大学に入って直ぐに彼女ができた高槻にあたしのあの時の淋しさはわからない──


それでも待ったあたしのあの時の淋しさは──



でももう終わった──


「あきら…」

高槻は顔を覆ったあたしの両手を剥がした。

「そんなに泣くほど俺のこと好きならより戻せばいいだろっ」

「んな簡単じゃないっ…」

あたしには夏希ちゃんがいるっ…

あたしを大事に想ってくれる。

あたしが居ないと淋しくて死ぬなんて言ってくれる

夏希ちゃんが──




高槻は歪むあたしの顔を両手で挟んだ。

「……簡単じゃなくてもさせるっ…三年したら連れて帰るからっ…」

荒々しく重なる唇で息ができなかった──

「……んでそん、…勝手なことっ…自分から別れたくせにっ…」


「──…離れるんだからしょうがなかったんだよっ」

「それが勝手だって言ってんだよっ…バカ男!」


「……っ…」

そんなあたしの言葉に高槻は上に乗ったまま溜め息をついた。


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