この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第14章 愛のメトロノーム

花菱百貨店の屋上で開かれる納涼フェスタとビアガーデン。

ステージでは本日の催し物のファイヤーダンスなるものが披露されている──


「明日バイトじゃなかったのか?」

丸山と先に着ていた高槻がそう話し掛けてきた。

まるで企んだように男女ペアで席に座る。

「喫茶店は10時からだから始発で帰れば充分間に合う」

あたしは隣に座った高槻にそう言った。

「そか…」

そう短く返した高槻は柄にもなくほんのりと頬を緩めて嬉しそうだ。

隣り合わせの席が微妙に近い気がする…

高槻は急に膝にあったあたしの手をぎゅっと握った。
急なことでドキッとしていると多恵ちゃんが口を開いた。

「八時から花火あるらしいよ」


「えっマジ!?やるじゃん花菱」

「友達かよ?」

多恵ちゃんの情報に驚くあたしに丸山がツッコんだ。

「うちが今年から花菱の協賛で入ったから。親父が病気と不景気の厄払いだって派手にやるんだと…」

「高槻んとこの花火?」

「うちだけじゃないけど出資はデカイ」

「なる、それでビアガーデンのチケットあったんだ…」

食べ物のチケットも束で沢山ある。多恵ちゃんは好きに色々と料理を取ってきていた。

高槻はあたしの手を握ったまま枝豆を食べてはビールを口に運ぶ。

「ちょっとは傾いた?」

「なにが?」

急な高槻の問い掛けにあたしは顔を向けた。

/1045ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ