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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第25章 虎視眈々(コシタンタン)

「あの子聖夜にチクったんだ?性格悪…」

は?──

「……っ…どっちが!?様子がおかしいから俺が聞き出したんだよっ!」

「聖夜、落ち着けっ」

楠木さんはキレかけた俺にそう告げてくる。

こりゃだめだ…

こいつちょっとオカシイ


すべてが自分を基準に回っているらしく、気持ちいいくらいに己のしたことは棚に上げている──


「なに考えて人の恋人に会いにいったわけ?」

「だってっ──…パンピーのくせにムカつくからっ…」


おいおい、お前も元は一般ピープル。パンピーだろ?

舞花は何かを堪えた表情で言い切った。

「パンピーのくせに聖夜と付き合うなんてありえないっ…それじゃあたし何のために女優になったんだかっ…」

「なんの為になったんだよ!?仕事嘗めんなっ!」

くだらない──

俺のためだって言いたいんだろうけど誰も頼んでないしっ…


舞花はキレた俺の言葉にポロポロと涙を流し始めていた。

ミラーで楠木さんと目配せしながらため息がでる。

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