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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第25章 虎視眈々(コシタンタン)

あれ……

泣きそうじゃなかったんですか?


なにその悶絶的大爆笑は?

何かで口を塞いだように籠った笑い声が狭い個室で響いていた──

大量に巻き取ったペーパーは、たぶんに口を塞ぐために用いられているのだろう…

察する雰囲気からして容易にその姿が想像できる。

「何が可笑しいんだよそんなにっ」

あれは明らかに俺の事を笑っているっ…

ゆっくりと振り返ると俺はソファに静かに腰掛けた。
暫くすると、トイレから自室に行き、落ち着いた涙目の晶さんが部屋着に着替えて戻ってきた。

「はあ〜──スッキリした…」

晶さんはそう言ってソファに寝転ぶように横になると、自慢の長い生足を俺の腰掛けていたソファの背もたれに乗せ、片方は俺の膝の上に伸びてきていた。


「……なにしてるわけ?」

「え?何も?」

「この脚なに?」

「たんなる夏希ちゃんの大好きな長い脚ですけどなにか?」

「………」

「……文句ある?」

なんでこんなに強気なんだろうか──

俺は溜め息と同時にやるせなくなった。

「意味わかんないっ…浮気しろって言ったり別れるっていったり──…足絡めてきたりっ…」

俺の大好きなエロい足が背もたれから肩に乗って誘惑してくる──

足の甲で頬を撫でて翻弄しながら晶さんは最高に妖しい笑みを向けてきた。

「今日が最後ならセックスするか?──…ラスト・セックス」

「──…っ…何言ってんだよもうっ…」

顔を歪め弱々しく言葉を漏らして覆い被さる俺の腰に短パンから伸びた晶さんの素足が艶かしく絡み付いていた……。
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