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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第28章 ラブチェス

送信して直ぐに着メロが鳴り響く──
「なんで遅くなるの?」
「………」
“もしもし”という呼び掛けも無しに、いきなり質問された。
「ご飯食べて帰るから」
「誰と? てかメール返すの遅くない?」
「………」
どうやら始まったらしい…
夏希ちゃんのあたしの行動チェックが。。。
「美容院行ってたからバック預けてて今になった」
別に隠す必要はない。あたしは正直に遅くなった理由を話す。
「………」
夏希ちゃんは少し間を置いた。
「もしかして……担当の美容師と食べにいく?」
「……うん」
「だめ、やめなさい。真っ直ぐ帰れ」
「……っ…ピザ食べるだけだからっ!」
眈々と命令口調で言われ少しムッときたあたしは電話口で叫ぶと通話を切ってバックにしまった。
放り込まれたバックの中で折り返し掛けてきた夏希ちゃんの着メロが曇った音を響かせる。
あたしはもう一度電話を手にした。
「勝手に切るなっどこにいくか言えっ」
キレたらしい夏希ちゃんが電話口で吠える。
「知らないっ! 行ってきますっ」
「なっ…」
夏希ちゃんの声が途切れた電話からツーっと機械音が聞こえてくる。切った携帯をマナーにすると、タイミングよく目の前にパジェロが停車した。
「なんで遅くなるの?」
「………」
“もしもし”という呼び掛けも無しに、いきなり質問された。
「ご飯食べて帰るから」
「誰と? てかメール返すの遅くない?」
「………」
どうやら始まったらしい…
夏希ちゃんのあたしの行動チェックが。。。
「美容院行ってたからバック預けてて今になった」
別に隠す必要はない。あたしは正直に遅くなった理由を話す。
「………」
夏希ちゃんは少し間を置いた。
「もしかして……担当の美容師と食べにいく?」
「……うん」
「だめ、やめなさい。真っ直ぐ帰れ」
「……っ…ピザ食べるだけだからっ!」
眈々と命令口調で言われ少しムッときたあたしは電話口で叫ぶと通話を切ってバックにしまった。
放り込まれたバックの中で折り返し掛けてきた夏希ちゃんの着メロが曇った音を響かせる。
あたしはもう一度電話を手にした。
「勝手に切るなっどこにいくか言えっ」
キレたらしい夏希ちゃんが電話口で吠える。
「知らないっ! 行ってきますっ」
「なっ…」
夏希ちゃんの声が途切れた電話からツーっと機械音が聞こえてくる。切った携帯をマナーにすると、タイミングよく目の前にパジェロが停車した。

