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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第5章 舞の告白
悲しくて辛くて、涙が出そうになるのを堪えながら、少しずつだけど手を動かして‥
全然進まない‥‥仕込みだけでどれくらいの時間を掛けているのだろう私。
普段は20分もあれば仕込み終わる‥
今日は‥‥時計すら見たく無い、『涼風』に戻るのが辛いから見る気にもなれないよ。
「はぁぁーーー‥‥」
思わずの長い溜め息、堂々巡りに考えても仕方ないのに、考えは何時まで立っても消えてくれないでいる。
その溜め息を、遥叔父さんに聞かれたと気付かないままで・・・
「・・・・舞・・・・」
「遥‥‥叔父さん‥‥‥」
「あまりにも遅いから、どうかしたと思って‥‥」
ちょっと心配そうな遥叔父さんの表情、それより店は?
仕事中にこっちに来る事なんて、殆ど無いのにどうして??
「・・・
遥叔父さん、お客さんは?」
「昼時も終わって誰も居ないよ」
「あっ、もうそんな時間なんだね」
本当に全然時計を見ていなかったから、そんなに時間が経っているなんて思ってもいなかった。
「・・・体調でも悪いのかい?
無理して夕食の仕込みをしなくても良いから」
「・・・・・・・」
何て言えば良いのだろう?
どうやって誤魔化せば良いのだろう??
今考えていた事なんて‥‥‥言えないよ。

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