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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第2章 プロローグ



お母さんに連れられて、何時も行くスーパーの帰り道に1軒の喫茶店に寄る。



「お母さん、また"すずかぜ"に行くの?」


「そうよ、毎日此処の珈琲を飲まないと落ち着かないの、お母さんの癖ね‥
舞はジュースでしょう?」


「舞も珈琲が良い―!」


「くすくす‥‥
お子様の舞には、まだ珈琲は早いわよ‥
大人になったら一緒に飲もうね舞」


「早く大人になるもんっ!」


この頃の私は7才だったのかな、8才だったのかな?


夕食の買い物帰りに必ず寄るのが、この喫茶店『涼風』
お母さんの実家でもあり、お祖父ちゃんと、お母さんの弟の遥叔父さんが経営している喫茶店。


カランと綺麗な音を立てて、お母さんが喫茶店の扉を開く‥
そうすると、お祖父ちゃんと遥叔父さんが笑って出迎えてくれるの。



「また来たのか‥‥
結婚しても飽きないな?」


「癖だもの涼風の珈琲は‥
舞は此処に座ってね」


お母さんがカウンターの一番端で、私はその隣が何時もの指定席‥
何時来ても、この場所だけは空いている、待っているかのように。



「舞ちゃんいらっしゃい」


「お祖父ちゃんジュース!
舞も珈琲が良いのに、お母さんがダメだって‥」


「はいはい、舞ちゃんがもう少し大人になったら出してあげるよ」


「遥叔父さんまでーー!」


お祖父ちゃんの隣で珈琲を淹れているのが遥叔父さん‥
小さな私でも、遥叔父さんが珈琲を淹れている仕草が大好きで、来る度にこうして見ているのが好き。


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