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第2章 母の生き様

秋、３か月ぶりの北海道は
私にとっては既に冬だった。

私の為にサキさんは
時間を空けてくれた。

再会したサキさんは
とても華やいだ雰囲気だった。

深夜のファミレスで食事をして
そのままホテルへ直行した。

ホテルに入って服を脱ぎ始めた
サキさんを制してソファーに
座らせる。

「僕はそんなつもりでサキさんに
会いに来たんじゃないよ」

「分かってるわ。でも、
こういうお礼の仕方しか
私にはないの」