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終わりの向こう側
第2章 母の生き様
「ゴメン・・・・。」
そう言ったまま黙る母。
涙が落ちるのが見えた。
私「会いたかった。・・・でも、
どうして?」
「・・・。」
無言の母。
私「沢木は? 子供は?」
母「・・・。」
私「黙っていないで
何とか言ってよ!」
意を決したように頷くと
母「沢木君は死んだわ」
私「死んだ?」
母「2年前の夏、ここ北海道を
訪れた時に事故にあって」
私「事故?」
母「町に買い出しに行って、
その帰り道で」
2年前と言えばあの手紙が
届いた夏である。
あの直後、沢木は死んでいた。
そう言ったまま黙る母。
涙が落ちるのが見えた。
私「会いたかった。・・・でも、
どうして?」
「・・・。」
無言の母。
私「沢木は? 子供は?」
母「・・・。」
私「黙っていないで
何とか言ってよ!」
意を決したように頷くと
母「沢木君は死んだわ」
私「死んだ?」
母「2年前の夏、ここ北海道を
訪れた時に事故にあって」
私「事故?」
母「町に買い出しに行って、
その帰り道で」
2年前と言えばあの手紙が
届いた夏である。
あの直後、沢木は死んでいた。