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第3章 クリスマスイブの幸せ-仕事と寂しさと喜びと

「本当に堅物遠藤らしくない‥
俺がやったら嫌みが大量の方だ」


「・・嫌み・・
でも、たまにはお小言も言われますよ？
大概は外出に関してですけど、１年ほど遠藤さんと送迎バトルしましたし、遠藤さんって中々引いてくれないから」


一応遠藤さんの為にフォロー、過保護で甘々なのは認めるけど、真面目なのは事実だから。



「・・・本当の遠藤はかなりキレやすい、子供の頃は良く反撃された、最後には物まで飛んで来たな、流石に今はやらんが‥」


嘘ぉー！？


遠藤さんって、朔夜叔父様にそんな事をしてたの！？


私でも初めて知ったよこれは、紀永からも聞いた事は無いもの。



「・・・もっと穏やかな人かと‥
あ、だけど思い当たる節もあるような、聞いた話ですけど観葉植物が何とかって‥‥もしかして投げた？？」


早乙女邸の噂話‥
遠藤さんの部屋の観葉植物が無くなるって噂‥
随分前の話だけどね。



「ああ、それは俺も聞いた事がある‥
早乙女邸に本格的に秘書として入った頃、葉山とバトルの度に壊していたとか、当時姉が良く遠藤が観葉植物を持って行くとか話していた‥‥あれは壊す為だった・・」


「話を総合的に考えれば合っていそう」


葉山さんとバトルする度に観葉植物を投げ壊していた‥
遠藤さんのストレス解消法って結構過激。


熱い人だと理解はしているけど、観葉植物はちょっと‥
いったいどれくらい壊したんだろうね？？