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第24章 　確信の先へ……

　私はそれを飲み込んでから、見えないながらに男性器を舐めて綺麗にした。
　カシャカシャという音がして、拘束が解かれる。残念だが、挿入するのには少し邪魔。
　目隠しをされたまま、私はベッドに寝かされた。
　もうビショビショのアソコに、男性器が挿ってくる。
「あぁんっ」
　一気に奥まで突かれ、ご主人様の体を探って腕を掴んだ。
「美桜。やっぱり、顔が見たいな……」
　目隠しを取られると、急に眩しい視界。だがすぐ近くにご主人様の顔があって安心する。
「はぁっ、あっ、あぁっ」
　激しいグラインドに、腕を離してシーツを握った。
　快感が強くなるほど、終わりが近付くのは分かっている。
「んっ、ヤぁっ、あぁんっ」
「美桜。一度、イっていいよ……」
　私はここまでの束縛での愛撫や男性器をしゃぶったことで、充分に高められていた。
「ヤぁっ、あっ、んっ、イ、イくぅっ！　はぁっ……」
　ボンヤリとした意識の中で、自然とシーツから手が離れる。
「美桜？　まだ大丈夫だよね？」
　頷くと、ご主人様は私の体をうつ伏せた。腰だけを上げられ、すぐ後ろから挿入してくる。
「あんっ、はぁっ」
　ボンヤリとしていた頭の中まで、快感に支配されていく。
「んっ、あぁっ」
　抜き挿しされる度、体が震える。
　バックからだと当たる奥の場所に来ると、体が跳ねた。
「あっ、あんっ」
　正常位はクリトリスも擦れて悦い。バックは悦い場所に当たる。騎乗位は全てが見られて、いやらしさを煽る。
　どんな体位も気持ちいい。
「あぁっ、はんっ」
　私も腕で立って、腰を前後した。
「あんっ、あぁっ、イイっ」
　最初は異様とも感じたこんな世界から、絶対に離れたくない。
　子作りの為ではない、楽しみたいだけのセックスなど、考え方によっては異様かもしれない。
　だがそれを楽しんでいるのは、私だけじゃないはず。
「あぁっ、はぁっ、んんっ」
　入口が痺れてくるのと、クチュクチュという音。
　いやらしいほど、どんどんと快楽の渦に巻き込まれていく。
「あっ、あんっ、はぁっ」