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奴隷メイドオークション ~正しいメイドの育て方~ 改訂版
第5章 廊下での喘ぎ
棒のような物を抜き挿しされて、本当に気持ち悦くなれるのだろうか? 私にはまだ分か解らない。
「美桜。昼食後に、僕の部屋に来てくれる?」
「はい。ご主人様……」
ご主人様の言葉は疑問形だが、従うしかない。だがまだ、ここに来て一週間経っていない。薬の効き目が出るまでは、犯されることは無いだろう。
「あんっ、ご主人様ぁっ、あぁんっ」
「美桜はもう、個室に戻ってていいよ」
「はい。失礼、致します……」
体を離したご主人様は、すぐに階段の方へ行く。
「はぁっ、んんっ、あぁんっ」
私は亜里沙ちゃんの喘ぎ声に耳を塞ぎたい思いで、個室へと戻った。
いつかは私も、あんなことをしなくてはいけないのだろう。
涙が出そうだった。
人が見ている前で挿入され、嬉しそうに喘ぐ。
亜里沙ちゃんのことを馬鹿にしているわけではない。
だが私がそうなった時、亜里沙ちゃんのようにちゃんと出来るだろうか。
今は全く考えられない。
私はベッドに転がり、恐怖で震えていた。
少しして、ノックの音。
「美桜、ちょっといい?」
愛さんの声に、ドアを開ける。
「昼食まで、退屈でしょう? ちょっと一緒に来て」
愛さんに誘われて部屋を出た。
「あっ、あぁんっ」
廊下ではまだ次男と亜里沙ちゃんがセックスしていたが、愛さんは何喰わぬ顔で通り過ぎる。
「行為の最中は、お辞儀もしなくていいからね」
そう言った愛さんの後を着いて3階に行くと、またドアがいくつか並んでいた。
3階に来たのは初めてだが、廊下の感じは他と変わらない。
「24時間使えるけど、一番奥は旦那様と奥様のお部屋だから。夜は静かにね」
愛さんが、鍵の掛かっていない2番目のドアを開ける。
「ここは、娯楽室」
見回すと、広い部屋に背の高い棚がたくさんある。愛さんと見て歩くと、CDやDVDにゲーム。文房具に、本や飲み物や菓子類。基礎化粧品や、メイク道具。無い物がないくらい。
新品の服や下着は、名前ごとの棚に置かれていた。
一番奥にはファミレスで見たことのある、ドリンクバーの機械が2つ並んでいて、いくつかあるテーブルと椅子を使って飲み喰いしてもいいそうだ。