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君を孕ませたい
第2章 見え隠れする優しさ
「はあ・・っ、実咲・・っ」



きっとまた中にその欲望を放つのだろう。
快感を隠し切れないその吐息を聞きそう思った。



「もう・・やめてください・・っ」

どうせやめてなんてくれないだろうけれど言わずにはいられない。



「抱き尽くす」その言葉通り私は何度も何度もその長く太い雄々しいものに貫かれた。



たっぷりとほぐされ、何度も絶頂を迎えた私の体は、処女を無理矢理奪われたばかりだというのにもう快感を感じ始めている。



「出すぞっ、受け止めろっ」



そう言ってどくどくと熱を持った精液をまた私の中に放つ。



「ふう・・っ、んん・・・っ」



大量の精液の熱を感じ、私も不思議と快感を感じる。



彼はたっぷりと時間をかけ私を愛撫する。
ねっとりとじっとりと弄られ大量の愛液と潮をまき散らし何度も絶頂を迎える。
「やめて」と懇願しても私の言う事なんてちっとも聞いてくれない。



絶頂の余韻でぐったりとした私の中にずぶりと挿入して、優しく、強く、とても長い時間その大きな陰茎で私を貫く。



一度射精した位じゃ治まらない彼の欲望を満たすようにお腹がぱんぱんになるまで、零れ落ちるまでその精液で私のお腹を満たす。




「実咲・・」



絶頂の余韻に浸りながら切なそうな声で私を呼ぶ。



強引に体を求めるくせに、私がやめてと懇願しても無視をするくせに、私が苦しそうな声を出すとはっとしたような心配そうな瞳で私を見つめる。



私が快感の声を漏らすと意地悪くいやらしい言葉を浴びせるくせに愛おしそうに私を見つめる。



普段の時の貴方はとても優しいけれど、私を抱いた時のあなたは強引でとても意地悪。



貴方の本性は一体どっちなの?




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