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君を孕ませたい
第4章 戸惑う気持ち、ときめく心
「翼さん、おねが・・いっ」

精一杯の勇気を出して懇願する。
膣口から溢れ出ている私のそれは大陰唇を伝い、あと少しで翼さんの太ももにも伝わってしまう。



「お願いって?どうして欲しいの?」

にやりと微笑みながら私の乳房を口に含む。



「・・・っ、だから・・っ」



私の乳房をちゅうっと吸い、ほんの少しの痛みと共にまた幾つかの痕をつけるが、今はそんな痛みにすら快感を覚えてしまう。



ピンと尖った先端を口に含み舌先で転がすように刺激をされる。



「ううっ、つばささん・・っ」



ああ、もう駄目・・
私の愛液が秘部を伝い翼さんの太ももに掛かってしまった・・

胸だけでの刺激でこんなに濡らしてしまった事が、それを知られてしまった事がとても恥ずかしい。



でももうこの疼きを我慢する事なんて出来ない。

(だからお願い・・早く弄って欲しい)



恥ずかしさから俯かせていた顔を上げ、翼さんに視線を合わせる。



両腕を翼さんの首に回しぎゅっと胸を当て抱きつく。



(もう・・こうするしかない)

「翼さん・・」



私をじっと見つめる翼さんに顔を寄せ、唇を重ね合わせる。



口付けをする・・・それがどういう意味を持たすか私はちゃんと覚えている。俺の事を好きになったら口付けをして欲しい、翼さんはそう言っていた。



翼さんの事が好きなのかと問われればまだ即答は出来ない。これまで「好き」という感情がどんなものか、自分でもよく分かってはいなかった。
でも・・体を重ねる度に増す快感と愛おしさ、中に注がれた時のほんの僅かな幸福感、愛おしそうに私を見つめる瞳に高鳴る胸。

それに・・翼さんに求められるのが嫌ではなくなっている自分にも気付いた。私が好きと言った物をさりげなく用意してくれる優しさも心をときめかせる。



これが「好き」という感情なのかどうかは分からない。



でも・・どうせ翼さんは私の事を諦めてはくれないでしょう?
それならば遅かれ早かれ受け入れるしかないんでしょう?



そう理由付けをして、驚く翼さんに2度目の口付けをした。







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