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幸せになれる恋
第11章 カップル


車に戻って聖は助手席をあけて
桜を乗せた。


いつもドアを開けて乗せてくれる。

優しいからなのか
ただ女性慣れしてるから癖なのか
よく分からなかった。



「どしたんだよ。」

「聖さんってレディーファーストですよね?」

「そうか?」

「はい。だっておうちに入る時も
さっと私を先にいれたし
車に乗るのもドアあけてくれるし
お風呂も先に入らせてくれたから…
何か優しいからなのか
慣れなのかよく分からない…」

「どっちもだな。」

「自分で優しいって言いますか?」

桜は笑っていた。



その顔を見て聖は
さっき諦めないでよかったと
実感する。


前を見てニコニコする桜の頭を掴んで
ちょっと強引にキスをした。

自分の気持ちを桜にも
分かって欲しくて
激しいキスになる。



「ち、ちょっ、ん。//ひ、聖さん…
い、息でき、ないか、ら...」

「悪い。でも、したくなる。」

「////して、...してもい、いから
もうちょっと…や、優しく…お願いします…」

真っ赤な顔で告げる桜


聖はそれから唇に触れるだけのキスをした。

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