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第11章 カップル

「へぇー。なるほど。
やっぱり努力家なんですね！
普通の人ならネットで調べて決めそう。
なのに聖さんは違うから。」

「だからまた早くに出るから。」

「分かりました。
なら時間にマンションまで来ますね」

「だから帰りにお前ん家寄ってくから
荷物取りに行ってこいよ？
朝早いからわざわざ帰らなくても
また泊まって直接行く方が効率いい」

「また泊まるんですか？」

「何かあるのか？」

「いや、ないです。
でも家にいなきゃ．．．」

「？何で？荷物届くとか？」

「違います。」

「なら何。」

「緊張して寝れないかもしれないから．．．」

「はははっ。なんだそれ。
緊張するようなことするって
想像したんだ。ふーん。」

「そうじゃっ、ない、です！」

「分かったから。
緊張して寝れねぇんじゃなくて
疲れて無理矢理眠れるようにしてやるから。
心配すんなよ。
だからまた一緒に寝ようぜ」

「／／／／／」

「何で顔真っ赤なの？」

「だって聖さんがそんな
エッチな事考えてるようなこと言うから。」

「へぇ、桜そういう事考えたんだ。
俺、疲れてってしか言ってないけど。
さくらちゃんのエッチ!!」

「聖さん意地悪すぎ。」

「拗ねるなよ」


そう言って私の頭をぐしゃぐしゃにした。



顔が熱くて恥ずかしい。
顔があげられない．．．