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第20章 行方不明

『電話して助け求めたら？
クスクス…ここが何処か分かれば
きてもらえるけどね！
分かればの話だけど！』



「浜田さんここの場所教えてください。」



『いいよ？
さくらちゃんが俺の彼女に
なってくれるなら。』



「なりません。私は聖さんと…
聖さんと．．．」



『伊東と何？結婚でもするの？
ないない。あいつ仕事バカだから
女に本気にならないから』



「え？嘘…です。そんなことない！！！！！」



『何かさ伊東見てたら腹立つの。
仕事は出来るし女にもモテる。
男にも慕われて完璧ってやつ？
高身長、高学歴、高収入でイケメン。』



「浜田さんは聖さんが羨ましいから
嫌がらせするんですか？」



『嫌がらせ？人聞きの悪いこと言わないでよ。
伊東は普通にいいやつだよな。』



「ならどうして！？」



『君が欲しいからこうしてるだけ。』



『ほら俺って変な頭の回転は早いから
だから伊東がどうなるか
よく考えて答えてね。』




「聖さんに電話します．．．」