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第23章 プロポーズ

「聖さん。いいんですか？
会社辞めて事務所初めて
私と一緒に居てこの子まで飼って｡
私はすごく嬉しいんです。
幸せだけどちょっと怖い。
それはあの人の事もあるけど
この幸せすぎるのが怖いの。
いつかこの幸せが崩れてしまいそう。」

「いいよ。
あいつが怖いのは俺が守る。
心配しなくていい。
幸せが壊れるのが怖いならそれは仕方ない。
壊れて崩れたらまた立て直せばいいから。」

「すごい男前に見えます。」

「見えるだけかよ。」

「幸せになりますかね？
夢叶いますか？」

「なるよ。ってか幸せにしてやる。
夢ももう叶っただろ。
プロポーズ受けてこいつも家族だから。」

「この子タイミングいいなー♡
同時に家族になれたの。
ねー。ラッキーだったねー♡
って！！！思い付きました。
この子ラッキーにします！
ラッキーだから。」

「いいんじゃねぇか。
お母さんである桜が決めたんだから
喜ぶと思うよ。な？ラッキー。」

「はい！！ラッキー♡
あっ、首輪してあげなきゃ！！
それから軽くお散歩行ってー
環境に慣れてもらって
それからご飯あげてー！」

「楽しそうだな。
ちょっとは気分転換になればそれでいいよ。
ラッキーがもう少しおおきくなったら
ルルにも会いに行こうな」

「はい！！」


二人はこのあと起こる出来事には
予想もしていなかった。


桜に．．．．．．
そととも聖に．．．．．．？