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幸せになれる恋
第25章 聖の誕生日



それから二人でピザを焼いて二人で食べた。

聖は桜に美味しいな。ありがとう。と
何度も何度も言っていた。


ケーキは小さい二人で食べ切れるサイズにした。
苺のケーキではなく聖の好きな
チョコレートケーキにしたのだ。


「ケーキもチョコレートにしてくれんだ?
桜は苺の方がよかったんじゃねぇの?」

「今日は聖さんのお誕生日だから
チョコレートにしたんです。
苺の方がよかったですか?」

「いや、チョコレートケーキ好きだから。」

「ならよかったです。
結局お料理手伝ってもらっちゃって
ごめんなさい…」

「いや、俺のためにやってくれただけでも
マジで嬉しかったから。」



片付けも二人で分担して行い
リビングに移動してコーヒーを飲みながら
テレビを見ていた。


ソファーに座って後ろから聖が桜を
抱っこして座っている。

まだ左足は完全に治ってないから
左足だけソファーに乗っていない。



そんな状態で聖は桜の耳朶を噛んだり
首筋を舐める。

「んっ//擽ったい…」

「今日のお礼だ。」

「だ、ダメ...」

「うるさい。黙ってて。」

「んっ//まだ、ダメ...」

「じゃぁ、後でさせてくれるんだな?
なら辞めてやる。」



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