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第27章 夏の思い出

翌日に姉と連絡を取り合って
その週末に会うことになった。

だが…


「聖さん。お姉ちゃんもうすぐ産まれるから
お姉ちゃんの家に来て欲しいって」

「そっか。もうそんなになるんだな。
分かった。車で行こう。」

「はい。11時頃来て欲しいって。」

「分かった。その前にベビー用品買って
プレゼントとして持っていこう。」

「はい。ラッキーはどうしますか？」

「留守番できるだろ。
数時間だけだからな。」

「そっか．．．
ラッキー留守番かー…」



桜は肩を落とす。
すごいショックをうけたみたいに
落ち込みながら
ラッキーに話しかけていた。


「ラッキーお留守番だって…
寂しいよねー…
ごめんね。」




そんな数時間離れるだけで
そんなに落ち込まなくても…と
聖は桜に声をかける。

そこまで落ち込むなら連れていけば？と
提案すると目を輝かせて
ホントにいいの？と。



車にいれば大丈夫だろうと。