パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第29章 夫婦

「あーーー！！！
今良く免許取れたなとか思ったでしょう！

聖さんは私のことバカにしてる。」


「あはははは！！！悪い悪い。

でも免許持ってるなら自由に車使えよ。
免許あるならラッキーと出かけることも出来るだろ。」


桜は丁重にお断りした。
ペーパードライバーなのにあんな大きな車
運転すると必ずぶつけると…


「でも桜も車あった方が楽だろ？
桜用に車買うか。」

「いいです！もったいない。
買い物なら近所のスーパーだし自転車あるし。」

入籍した日にする会話じゃないと
桜はツッコミを入れて二人は役所をあとにし
そのまま百貨店へと向かった。

二人で結婚指輪を選びに行き
オーダーで作ってもらうことになった。


春くらいする予定の結婚式には
間に合うように作ってもらえるらしい。


「聖さんはこの指輪でよかったんですか？」

「桜はこれ気に入っただろ？
俺は特にないからなんでもいい。」


こうやって桜を甘やかす聖。

いろいろあったけど幸せな結婚となった。



はずだった…

もう少しあとに起こるあのことがなければ
桜はこの先ずっと幸せだった。

聖だってこんなことがなければ．．．