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第32章 幸せになれる恋

桜は緑の家に着き
最近建てたという一軒家にやってきた。

そしてここに来てわかったことがあり
この家は聖が設計しているという。


『桜に言おうと思ったけど聖くんに止められたの！』

緑は桜に必死に弁解をしているが
別に怒っている訳では無い。

ただ自分の姉が住む家を考えている聖を
隣でちゃんと支えてあげたかった。
と少し桜は後悔があるみたいだが
大きな敷地に平屋で純和風の家が
ドーンと建っているから存在感がある。


その日桜は姉といろんなことを話して
今日来てよかったと話した。

『またいつでもいらっしゃい。』

「うん！また来るね。」


一泊したはずなのに話はまだまだ出来ていないらしい。
まだ小さな赤ちゃんがいるから
夜遅すぎるのは困るから早めの解散をします。
と言って桜は緑の家をあとにする。

そして聖が居ない家で桜は過ごした。
みんながいるから寂しくはなかったが
桜はやっぱり聖のことを考えてしまっていた。