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第9章 ショッピング

桜のマンションに到着し
聖はマンションの下の駐車スペースに
車を停めて桜が戻るのを待った。




帰ったものの桜が降りてこなかったら
どうしようか聖は考えていた。


部屋まで押しかけるのもありだが
部屋がどこか知らない。


ましてや一人暮らしの女が
共同エントランスのポストに
名前をのせるわけない．．．





20分程すると
真っ白なワンピースをきた桜が
戻ってきた。
寒くないようにジャケットも羽織っていた



スラッとしているため
白のワンピースを着ていても
細いのがよくわかる



でも一つ気に入らない事がある



桜のワンピースの丈が短い



聖は気になって仕方ない。


車に乗り込んできた桜に


「おい…さくら…
スカート短すぎ…」

「そうなんですよ。身長があるので
どうしても短くなっちゃうんです。
でも、このワンピース可愛いでしょ？」

ニコッと笑って聞いてきた桜に
短すぎるからダメと言えなかった。


どうやら桜に甘いのは聖らしい。


「今日車だからまだいいよ。
買い物中にはぐれるなよ！」

「はい！分かりました。」



桜は聖の心境など気になっていないようだった。