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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第3章 運命の瞬間
「侍医が不審の念を抱き、陽寧君が差し上げる薬湯について調べさせて欲しいと申し出たそうなのですが、陽寧君は」



 言葉を切ったジュチに対し、賢は咳き込んで問うた。



「乾は何と?」





 短い沈黙があり、ジュチが応えた。
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