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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第3章 運命の瞬間
「不憫な子だ。そなたが女になるのであれば、私は王子として育てるのではなかった。たとえ元との結びつきを失ったとしても、王女として育てるのであった。成長してゆくそなたを見ながら、男になって欲しいと祈るように気持ちで見守っていたのに、天は無情なことをなさったものよ」







 賢の眼からとうとう涙が溢れた。 
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