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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第15章 第四話【雪の華舞う、その夜に】
 見習いから独り立ちしたばかり、更には十七という年齢にしては異例のことであった。それについて内官長はこう言った。






―そなたであれば、他人には言えぬ重い秘密を持った世子邸下に心より忠誠を尽くしてくれると見込んだのだ。心して励むが良い。
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