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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第3章 運命の瞬間
「心臓発作だというのか! だが、僕は父上が心ノ臓が弱っていたという話は聞いたことはない」



「私も侍医から聞いて、愕いています」


「とにかく、父上の許に行く」




 急ぎ支度し、王の居室がある大殿(テージヨン)に向かった。だが、寝所を出たところで、大勢の兵たちに取り囲まれた。
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