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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第15章 第四話【雪の華舞う、その夜に】
 恐らくは〝憎む〟と自分自身が口にした言葉がきっかけとなったに違いない。私は無理に自分に納得させた。


 次の瞬間、更に予期せぬ出来事が私を待っていた。




 ふいに自分の身体に押しつけられた温もりに、私は更に狼狽えた。気が付けば、王子が私の身体に両腕を巻き付けていた。
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