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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第3章 運命の瞬間
 ジュチはやり切れない表情だった。







「それも即効性はありません。遅毒性なので、非常にゆっくりと状態が悪化します。そのために、侍医も殿下の病状悪化が薬の飲み合わせにあるとは考えつかなかったようです。陽寧君が差し上げた薬が元国にしかない稀少な薬で、あまり知られていなかったことも災いしたそうです」
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