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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第20章 恋情~切なくて逢いたくて~
 王承は旺盛な食欲を見せ、すべての料理を平らげた。ジュチは女中を呼び、酒の支度を持ってこさせ、自分は盃を傾ける王承の傍らで笛を吹いた。





 彼は酌をされるのは嫌いなようで、最初だけジュチにさせた後は、一人で手酌で注いでは、ゆっくりと盃を干していった。相当な酒豪だという噂は本当らしく、銚子をたちまち数本空にしても、酔うけぶりもない。
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